映画DEデート
三十路男!12歳年下の娘との恋愛体験談
産まれたての子牛、もしくは狂牛病の子牛のような頼りない足取りで新宿にたどり着く私。
そして、そんな子牛を待っていてくれた由比ちゃん。
今日もかわいい!
トレンチコートっていうんですか?そんな感じのオシャレなコートにEカップのおっぱいを搭載した美の女神が私を迎えてくれます。
惚れた相手とデートですよ!
本来ならば、あまりのハイテンション状態でsuicaの代わりにチンコで改札を軽くタッチしてチャージ金額の残金を表示するところですが、その日の私はなんだかブルー。
そう。「ごめんなさい。私カレシがいるんで。」発言です。
なんだか、「…あぁ。…遅れてごめん…行こうか」とか死にそうな顔で言ってしまいそう。
しかし、こんな三十路男のブルーな様子を見させられても、由比ちゃんは困惑するだけ!
もしくは「何この陰気な生き物?カビの一種?」とか思われて、除菌されてしまう可能盛大!
みるみる近づいてくる由比ちゃん!
挨拶を!何か明るい挨拶をしなければ!
そこで私が話した第一声。それは…
「いやぁ!ご機嫌麗しゅう!」
貴族か?
なんで、狂牛病のような足取りの男が、いきなり麗人のような口調なのか?
自分の咄嗟の言動に内心パニック状態になりつつも、コロコロ笑う由比ちゃんに救われながら歩き始めます。
遅刻したことを誤りながらも映画を見に歩きます。
私は映画とか全く分らないので、全ては由比ちゃんのセレクトに任せます。
新宿コマ劇場前という、キチガイとヤクザのエレクトリカルパレードって感じの一角に映画館がいっぱいありまして、なんかガンダムみたいな髪型の若者が居酒屋の呼び込みにいそしんでおります。
そんな中を「映画館で映画見るの久しぶりなんですよ~」などと、とんでもなくいい匂いを振りまきながら歩く由比ちゃん。
お目当ての劇場に着くと「ここです~」なんて言いつつちょっと私の腕を引いたりしながら誘導してくれます。
そこで仲良く一つのポップコーンを分け合ったりしながら映画を拝見いたしました。
いやぁ、映画って本当にいいものですね。
濡れ場が一回、あと人が数人死んだ事以外全く覚えておりません。
もう、これぞデートって感じでして、誰が聞いたって恋人同士のような雰囲気。
そうすると、やはり気になるのが
っていうか、カレシがいるのに、私とこんな事をしていていいんだろうか?
カレシは知ってるのだろうか?知ってるとしたらどんだけ心が広いんだ?
キリスト?ブッタ?チンコないの?
知らないとしたら、由比ちゃんはいわゆる二股をかけようとしているのだろうか?
かわいい顔してヤリマンなんだろうか?だとしても何故にブサイクな私なの?
サタン?邪神?マンコないの?
もしかしたら、由比ちゃんカップルは、お股ツルツルコンビなのでは無いかという疑惑を抱えたまま、私たちは映画館を後にしたのです。
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