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突然ですが、皆さんは教師に必死に追いかけられたことはありますか?

私が学生だった12年前、教師に追いかけられていたのは、決まってヤンキーとか不良と言われる人達でした。

彼らが乗るバイクを必死で追いかける教師の背中。

それはいつも追いつくことなく、しかしうなだれることもなく、バイクの残した砂煙の中に立ち尽くしていました。

その光景を、教室の窓からただ見ていた私は「逃げられてやんの。先生だせー」とか「あいつ今どきリーゼントなんて恥かしくないのかよ」などとよく皮肉ったものです。

しかし心の一番奥では、その不良と教師の関係に憧れていたんだと思います。

何故なら、私には「追いつけないことを知っていながら必死で追いかけてくれる相手」など誰もいなかったからです。

何故こんなことを突然言い出したかというと、私もついに三十路にして、「教師に追いかけられる」という体験をすることに成功したからです。

理由は単純。

ナミさんと美大のアトリエで立ちバックしたから。

顔面に射精するから「顔射」。芸術に射精したら「芸射」。

私が置いてある絵に思いっきり「芸射」したその瞬間。
その教師はアトリエのドアを開けたのです。

後から追ってくる教師の「その変質者を捕まえろー!」という蛮声が響く新高円寺の街を走りながら、私はその日、ナミさんと待ち合わせをした時のことを思い出していました。

初対面の彼女の第一声。

それは「乳首立っちゃって痛い」でした。

>>続く

前のレンタカーの借金返済に追われる毎日。バイト行っています!続きは明日にでも。

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