SMを出会い系で体験談。完結!
初SMに意気込んだところ、二人ともMだなんて…
気を取り直して、改善点を会議した結果、
彼女の「Sも体験したい」という欲求をかなえる事で再び二人は耽美ワールドに突入していったのです。
早速、エリさんが自分用に持ってきた手枷とか足枷、自前のさるぐつわを装着。
これでM全開だ!Sよ!いつでも来い!と芋虫君に成り果てた管理人は床に転がります。
これがすごいのよ。マジで動けない。
見事に恥しい格好にされてます。
そんな私を楽しそうに見ながら自前の八条ムチを取り出すエリさん。
ここで本来なら「芋虫たる自分の自我が消失。社会的な地位など全てを忘れて快楽の奴隷となる」はずなんですが、ここで私の中一つの思いが芽生えました。それは…
「小便がしたい…」
やばいですよね。さすがに。
「SMだと一瞬ありえるのかな」なんて自分に甘えたくなるくらいのアグレッシブな尿意です。
そして、全ての神経を膀胱に集中しながら泣きそうになっていたその時。
私の背中に雷光のような衝撃が。
目の前には「みっともない格好ね。恥しいと思わない?」と言いながらムチを振り下ろすエリさん…
「ごもごもごもー!!(殺すぞ!淫売がー!)」
もうね。こっちはすでに快楽とかじゃ無いんだよ!
しかもムチが激痛!
後で聞いたところ、Sのムチ打ちなどは慣れない人ほど痛みは強く、慣れれば音とムチ跡のわりに痛みは少なくなるそうです。
しかし、この時点の私はそんなことを知るわけもありません。
S初心者エリさんの激痛ムチと尿意とかゆみ(カーペットにダニが…)で自我を消失した私は「獣のような唸り声を上げて唾液をだらだら垂らす」という状態に成り果ててしまったのです。
内面の叫びとは真逆の「見た目だけは真性マゾ」な私がそこにはいました。
そして、そんな私を見てヒートアップしていくエリさん…。
約20分。私はこんなに時間の流れがゆっくり感じたことはありません。
そして、頭が真っ白になってきた頃「さぁ恥しい生き物君(ほんとにそう言われた)。何をしたいか自分で言ってごらん」と言われてさるぐつわは外されました。
私の願いはただ一つ…
「トイレに…トイレに行かせて下さい」
この一言でホテルの一室は「魅惑の耽美ワールド」から「リハビリ看護ワールド」に変貌。
そんな「リハビリ看護ワールドで皮の拘束服を来た二人」は悲しいほどやる気を削ぐ光景でした。
帰り道、私は冷たい雨に降られながら駅へと進んだ。
結局、あの後空気は回復することなく、気まずさに逃げるように帰ってきてしまった私。
振り返ってみて分かったのは「芋虫たる自分の自我が消失。社会的な地位など全てを忘れて快楽の奴隷となる」のは普段から芋虫同然の生活をしている阿呆や、社会的地位が元々ゼロなゴミには何の効果もない。ということです。
自分が「社会的ゴミの芋虫野郎」と再確認した私は池袋の雑踏に飲み込まれ、後には冷たい雨だけが残ったのです。
「尿は事前にしよう」というお話でした。
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